必要に応じて、血液検査や尿検査、各種迅速診断検査などを行います。

健康診断
健康診断
必要に応じて、血液検査や尿検査、各種迅速診断検査などを行います。
身体は、肺のように空気を多く含んだ臓器や、心臓や血管のように血液で満たされた臓器、骨のように非常に硬い組織などが入り混じって構成されています。レントゲンは、放射線(X線)の体内への透過性の差を画像化する検査で、当院では主に肺やお腹の状況を調べるために取り入れています。大きな病院で検討されるCTやMRI検査と違い、放射線の被曝は少なく、鎮静も必要ないため、子どもの負担は少なく安心して受けられる検査です。
小児科医が最もよく調べる血液検査の項目の一つに、炎症反応があります。これは、子どもの熱源の大半を占める感染症が細菌由来か、ウィルス由来かを判断するものです。細菌感染は抗菌薬による治療が期待でき、ウィルス感染は風邪薬等の対症療法により自然軽快することが多く、治療方針が異なります。
尿検査のほとんどは、本来尿中には存在しない血液や蛋白の成分が尿から検出されないかを調べています。尿中にこれらが混入する病態は多岐にわたり、血液検査やあとで述べる超音波検査を組み合わせて、病気の診断、対応に繋げています。学校検尿での検尿異常にも対応いたします。
レントゲン検査と同じく、病気を見つける上での画像検査の位置付けになります。特に、超音波検査はお腹の病気を見つける上で有力なツールです。レントゲン検査は臓器のX線の透過性の差を画像化する検査ですが、お腹の臓器は腸のガス以外はほぼ同じX線透過性となり、腹痛の原因が見つからないことも多いです。一方で超音波検査は、内臓の超音波の伝搬速度を画像化することで、各臓器の大きさや非生理的なものの把握、血液の流れなどがリアルタイムに評価できます。
なお、お腹以外にも超音波検査が有力なケースがあります。まずはどんな症状でもお気軽にご相談いただければと思います。
簡易PSG検査はいびきや日中の眠気などがあり、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われる患者さんに対して最初に行う検査です。 携帯型の装置を就寝時に装着し、睡眠中の呼吸状態や心拍数、酸素飽和度(SpO2)などを調べます。 なかには、呼吸運動や体動、心電図など測定できる項目が多い装置もあります。簡易PSG検査は、自宅で検査ができる点が最大のメリットで、普段の睡眠に近い、リラックスした状態で検査ができます。
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