肺MAC症について|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

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肺MAC症について

肺MAC症について|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

2026年10月25日

肺MAC症について

肺MAC症とは、非結核性抗酸菌症(NTM)の一種で、近年増加傾向にあります。

抗酸菌のグループで結核菌とらい菌以外の菌を『非結核性抗酸菌』といいます。この菌のうち9割がMAC(mycobacterium avium complex)であり、この菌による肺の感染症を『肺MAC症』といいます。

主な症状は:・長引く咳、痰

      ・血痰、喀血

      ・体重減少

結核との違い 結核    人から人に感染 急激に進行することがある

       肺MAC症 人から人には感染しない 多くはゆるやかに進行

MAC菌は、水や土壌などの身の回りに存在し、日常生活のなかで気が付かないうちに感染しています。菌の含まれている、水しぶきや土ぼこりを吸い込むことで感染しますが、菌を吸い込んでも感染する人はごくわずかです。新規罹患率は、人口10万人に対して、14.5人となります。

疫学的には、中高年の瘦せ型の女性に多いといわれています。

また、次のような疾患の方は肺MAC症にかかりやすいと言われています。

・COPD(慢性閉塞性肺疾患) ・気管支拡張症 ・肺結核の既往 ・免疫を抑える薬の治療中 

・胃食道逆流症 ・リウマチなど

分類としては ① 結節・気管支拡張型 ② 繊維空洞型 が多いといわれています。

進行状況は、初期は症状がなく、数年から数十年かけてゆっくり進行していきます。

診断や検査 ① 胸部レントゲン 胸部CT

      ② 血液検査;MAC菌に対する抗体検査

      ③ 喀痰検査

      ④ 呼吸機能検査

上記の4つの検査が一般的に行われる検査ですが、診断が確定しない時には気管支鏡検査なども行います。

治療方針 治療方針は ・年齢 ・症状 ・全身状態 ・基礎疾患 ・画像による病気のタイプ

           ・進行の速さ ・治療に対する希望

     などを総合的に検討してからの治療となります。

治療薬 ガイドラインに定められた ・内服薬 ・注射 ・吸入薬 です

当院では上記検査でCTを除く①-④までの検査が可能で、CTも連携している医療機関で迅速に対応することが可能です。肺MAC症に対することで、ご相談や検査などご希望の場合、是非当院にご相談ください。

院長 松原 宙

記事監修:上板橋診療所 
院長 松原 宙

平成9年(1997年)に岩手医科大学医学部を卒業後、同年千葉大学医学部附属病院呼吸器内科に入局。千葉大学医学部大学院加齢呼吸器病態学にて平成18年(2006年)に医学博士を取得。大学病院および千葉労災病院、成田赤十字病院、国立千葉医療センター、斎藤労災病院など複数の関連医療機関で呼吸器内科診療に幅広く従事しました。

資格・専門性:日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本内科学会認定内科医、日本化学療法学会抗菌化学療法認定医、禁煙学会認定禁煙指導医、医学博士の資格を持ち、現在は地域のかかりつけ医として丁寧でわかりやすい診療を心がけています。

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