秋の花粉と咳について|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

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秋の花粉と咳について

秋の花粉と咳について|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

2025年10月19日

最近になり、秋の花粉での症状にお悩みの方も増えている印象です。

花粉症では春の花粉は皆様も認知度が高いと思います。秋の花粉についてはいかがでしょうか。スギ、ヒノキという春の花粉が終了すると、夏からはイネ科の花粉が飛散し、関東地方では9月ぐらいよりブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどが飛散していきます。ただし、2025年は猛暑の後の残暑が長引いたため飛散時期にもズレが生じています。9月の花粉が10月にも飛散していると考えられます。

春の花粉は、スギやヒノキなど樹木の花粉であるのに対して、秋の花粉はブタクサ、ヨモギ、ススキな雑草の花粉と違いがあります。春の花粉の粒子径は25-30μmであるのに対して、秋の花粉の粒子径は20μm前後となります。また、アメリカやオランダから方向された結果によりますと、ブタクサのアレルゲンは5μmのものも存在したり、イネ科の花粉は0.6μmいかであったとの報告もありました。

通常、下気道に到達する花粉の粒子径は10μm以下といわれています。上記の結果から推測すると、秋の花粉は春の花粉と比較すると、より下気道に吸入しやすいと考えられます。そしてその結果として、秋の花粉では春のような鼻や目の症状より、喉や咳の症状が多いのではないかと考えられます。

ちなみに 代表的な吸入物資の粒子径は

・インフルエンザ、ノロ、新型コロナなど各種ウイルス:0.2μm以下

・たばこ:0.3-0.5μmぐらいのものが多い

・カビの胞子:2-10μm

カビは特にエアコンのフィンなどに発生しやすく、梅雨から夏に発生しやすいです。そう考えると、エアコンのカビ、夏から秋の花粉が、現在(10月)の花粉症の原因になりやすいと考えられます。最近、喉頭アレルギーやアトピー咳嗽が多いのも上記と関係している可能性を考えます。

花粉によるアレルギー症状は、疾患ごとの生産損失額において、ストレス、うつ、片頭痛などよりも損失額が高いという結果があります。それだけ症状も辛いものであることを示しています。

当院では、詳細な問診、呼気NO検査、アレルギー検査などにより、花粉症、喉頭アレルギー、アトピー咳嗽や鑑別疾患である喘息、インフルエンザ感染症、新型コロナウイルス感染症なども含め診断していきます。上記でお困りの方は是非当院にご相談ください。

院長 松原 宙

記事監修:上板橋診療所 
院長 松原 宙

平成9年(1997年)に岩手医科大学医学部を卒業後、同年千葉大学医学部附属病院呼吸器内科に入局。千葉大学医学部大学院加齢呼吸器病態学にて平成18年(2006年)に医学博士を取得。大学病院および千葉労災病院、成田赤十字病院、国立千葉医療センター、斎藤労災病院など複数の関連医療機関で呼吸器内科診療に幅広く従事しました。

資格・専門性:日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本内科学会認定内科医、日本化学療法学会抗菌化学療法認定医、禁煙学会認定禁煙指導医、医学博士の資格を持ち、現在は地域のかかりつけ医として丁寧でわかりやすい診療を心がけています。

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