咳について 3|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

〒174-0076東京都板橋区上板橋2-1-8

03-3933-2201

WEB予約
メインビジュアル

咳について 3

咳について 3|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

2026年1月18日

咳について 3

咳は日常診療において、もっともよく遭遇する症状の一つです。実際にインターネット調査などでは、慢性の咳の有病率は2-3%ぐらいであり、250万から350万人ぐらいの患者さんがいることが推定されています。

咳とはそもそも、気道内に貯留した分泌物や、吸い込まれた異物を気道外に排除さするための正常の防御反応のひとつです。咳の発現には以下の3つの機序が考えられます。

①:気道への何らかの刺激による咳嗽ー気道に何らかの刺激が加わることにより咳衝動が生じ、それによって引き起こされる咳で、病的咳嗽の多くがこの機序により起こると考えられます。

②:反射的な咳嗽ー食物や液体、異物などが気道内に誤嚥されることにより反射として引き起こされる咳で、誤嚥に対する生体の防御反応のひとつで、無意識下でも発生します。

③:随意的な咳嗽ー気道からの刺激がなくても随意的に引き起こされる咳嗽で、心因性咳嗽がこの機序によります。無意識下で咳が消失します。

また、咳や痰などが病的な状態にならないようにするには、気道の表層の状態が大事になります。気道の表層の役割には主に3つの役割があります。

1⃣:恒常性の保持ーこれには吸気の温度、湿度の調整や気道表面の滑潤、外来侵入物の緩衝など

2⃣:バリア機能ー微生物や粒子の侵入阻止や補足した異物を排除する輸送機能など

3⃣:免疫機能ー免疫グロブリン活性化や抗菌機能など

人間が外界から常に異物から暴露される臓器は気道になります。そのため気道にはいろいろな役割が備わっていますが、何らかの原因にて機能低下につながると咳を生じることとなります。咳と一言で言ってもその状態、病状、疾患も様々です。咳(薬が効かないや長引くなど含め)でお困りの方は是非当院にご相談ください。

院長 松原 宙

記事監修:上板橋診療所 
院長 松原 宙

平成9年(1997年)に岩手医科大学医学部を卒業後、同年千葉大学医学部附属病院呼吸器内科に入局。千葉大学医学部大学院加齢呼吸器病態学にて平成18年(2006年)に医学博士を取得。大学病院および千葉労災病院、成田赤十字病院、国立千葉医療センター、斎藤労災病院など複数の関連医療機関で呼吸器内科診療に幅広く従事しました。

資格・専門性:日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本内科学会認定内科医、日本化学療法学会抗菌化学療法認定医、禁煙学会認定禁煙指導医、医学博士の資格を持ち、現在は地域のかかりつけ医として丁寧でわかりやすい診療を心がけています。

TOP