後鼻漏症候群について|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

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後鼻漏症候群について

後鼻漏症候群について|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

2025年10月12日

後鼻漏は、鼻の奥に何か流れる感じ(後鼻漏感)として自覚されることが多いと言われています。後鼻漏症候群とは、鼻腔や副鼻腔からの分泌物が咽頭に流れ込むことで、咳や喉の違和感を引き起こす疾患のことです。

後鼻孔から咽頭に流入する鼻汁の増加、粘度の変化によって咽喉頭の異常感、咳などが引き起こされます。咳としては、遷延性慢性咳嗽であり、鼻汁に伴う湿性咳嗽です。後鼻漏の自覚症状を認めても、内視鏡的に明確に後鼻漏を確認できるのは40%弱に過ぎません。

原因は、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などであり、副鼻腔炎の場合は膿性鼻汁でアレルギー性鼻炎の場合は水様性鼻汁です。

治療は、副鼻腔炎の場合はマクロライド系抗生物質の内服で、アレルギー性鼻炎の場合は抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬です。

後鼻漏症候群と喉頭アレルギーの鑑別は困難な場合が多いと言われています。後鼻漏が明らかで水様性鼻汁を伴っている時は、ステロイド点鼻薬を試みます。この治療により鼻汁も咳も改善すれば後鼻漏症候群と考えられます。

最近は、季節性アレルゲン(秋の花粉)による咳の患者さんも来院されています。上記でお困りの方は是非当院にご相談ください。

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