虫刺されとは 1|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

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虫刺されとは 1

虫刺されとは 1|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

2025年7月31日

虫刺されとは、吸血性の蚊、ブヨ、ダニ、ノミや、身体に毒を持ったハチ、毛虫、ムカデ、クモなどに刺されて起きる皮膚炎のことで、医学的には「虫刺症(ちゅうししょう)」といいます。
虫に刺されることで、虫の毒液や、虫の唾液成分などの異物が皮膚の中に侵入し、皮膚に炎症が起きます。虫によって生じる皮膚炎の多くは、異物に対する生体の防御反応であり、その発症機序から刺激性とアレルギー性に分けることができます。

虫刺されによるアレルギーには、刺された直後から症状が出る「即時型反応」と、翌日などしばらく後に症状が出る「遅延型反応」があります。即時型反応によるかゆみや発赤、腫れは数時間程度で治まります。遅延型反応によるかゆみや発赤、ブツブツは数日から1週間程度で軽快します。

蚊に刺されただけでもかなり腫れる場合があります。それは、蚊の唾液に含まれる物質に対してアレルギー反応が生じることで腫れが出現します。アレルギー反応には、注入された毒液、唾液の種類や量、アレルギー反応の有無、年齢や体質によって、症状の程度には個人差があります。すごく腫れる人と、あまり腫れない人がいるのはそのせいです。

治療ですが、あまり腫れない人は、そのままのことも多いかと思います。すごく腫れる人は、初期から、ステロイドを含んだ軟膏薬を塗ることが必要です。特に痒みが我慢できず掻きむしってしまい、伝染性膿痂疹(いわゆる“とびひ”)を発症することがあるため、初期の治療が大切です。

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