2025年10月28日
最近は、10月の初旬とは変わり、冷え込む日が増えてきました。喘息とは、気道の炎症により気道がせまくなる病気です。喘息のおきている気道では炎症によって気道粘膜に変化が起き、いろいろな刺激で反応がおきやすく、ちょっとした刺激でも気道が狭くなり、様々な症状が感じられます。
基本的な症状
・咳 ・呼吸が苦しい ・胸が圧迫されるよな感じがする
・呼吸をするとき、とくに息を吐くときにヒューヒューゼーゼーする
・喉がイガイガ変な感じがする ・痰がでる
冷え込みの時期の症状
・季節の変わり目で気圧や気温の変化が大きくなると、呼吸がくるしくなったり、咳がでる
・布団やベッドに入ると息苦しくなったり、咳で眠れなくなる。布団やマットレスの掃除などもできていない
・外に出ると鼻がムズムズしたり、喉がイガイガしたりする
実はぜんそく患者さんに調査をした結果、約50%の患者さんが秋の冷え込みの時期に症状が悪化しやすいとの報告があります。
その理由は
・ハウスダスト:秋の冷え込みの時期は夏に繁殖したダニが死ぬため、ダニの死骸を含むハウスダストが増える
・気温の変化:日々の寒暖差(前日比3度以上の気温低下)や朝晩と日中の温度差(5時間以内に3度以上の低下)
となります。
この冷え込みの時期になり、上記のような症状を経験する方も多いと思います。そのようなことでお困りの方は、是非当院にご相談ください。当院では喘息の診断に対して、詳細な問診と診察、呼気NO検査、スパイロメトリー検査、胸部レントゲン、採血でのアレルゲン検査などを施行していますので安心して受診してください。