2026年3月22日

慢性閉塞性肺疾患(COPD)ガイドラインが2026年3月に刊行されました。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、『タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入暴露することなどにより生ずる肺疾患』と定義されています。
今までは、タバコ煙の吸入に伴う生活習慣病の一種と考えられてきましたが、その発症機序は多様であることが分かってきています。
肺病変は気道病変と気腫病変が複合的に関与して形成されています。病変の拡がりと進行度の度合いにより呼吸機能が悪化しいくことになります。
本邦の推定患者さんは約500万人いるとされていますが、治療に結びついている患者さんは数十万人で、疾患の認知度が低いことが課題です。
また、特徴的症状は徐々に進行する労作時の呼吸困難や慢性の咳、痰ですがこれらの自覚症状に気が付かない(疾患の認知度が低いため、自覚症状が疾患と結びつかない)ため放置されている方が多いと考えられています。
気道感染を契機に自覚症状が顕在化されることが多く、肺がんや心血管疾患、骨粗しょう症、フレイル、抑うつなどの合併症もあります。そのため悪化する前に感染対策や禁煙、治療を図り重症化を予防していくことが重要です。
上記のことが少しでも頭によぎる方がいましたら、是非当院にご相談ください。いっしょに疾患のことを考えて治療をしていきましょう。