2025年11月24日
アトピー性皮膚炎とは、増悪と経過を繰り返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患である。と定義されています。また、アトピー性皮膚炎はアレルギーマーチの起点といわれていて、いかに介入するかによって、その後のアレルギーマーチに影響すると考えられています。
実際に、アトピー性皮膚炎の発症年齢が低ければ低いほど、その後の即時型食物アレルギーの発症リスクも高くなることもわかっています。よって、アトピー性皮膚炎を発症してから、より早期に寛解導入とプロアクティブ療法により寛解維持した方が、その後の即時型食物アレルギー反応が少ないことも明らかになってきています。
ここで大事な点は
・医師による早期の介入、確実な診断、そして皮疹の重症度評価
・疾患に対する治療と治療目標の共有(患者さんと医師の相互)
具体的な治療法などについては次回以降のコラムに掲載予定ですが、15-20年前ぐらいは、治療目標をたてたくとも治療に対する選択肢が少なく、満足がいかない治療で我慢するしかないこともしばしばありました。しかし病態が解明され、新規の外用薬や生物学的製剤などがしようできるようになった現在では『症状がなく、あっても軽微であり、日常生活に支障がなく薬物療法をあまり必要としない状態』という目標設定が可能になりました。