慢性咳嗽ーその長引くせき について|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

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慢性咳嗽ーその長引くせき について

慢性咳嗽ーその長引くせき について|上板橋診療所|東武東上線上板橋駅から徒歩4分の呼吸器・アレルギー内科

2026年2月08日

慢性咳嗽ーその長引くせき について

以前、咳の分類について説明しましたが、8週間以上の長引く咳は慢性咳嗽と呼ばれます。慢性咳嗽は原因として感染性咳嗽以外の原因であることが多いと考えられています。

主な原因疾患として

・咳喘息 気管支喘息:夜間から早朝にかけて咳が悪化する 季節の変わり目や気温の変化で症状がでやすい 症状が落ち着いたり、悪化したりを繰り返す

・喉頭アレルギー/アトピー咳嗽:喉のイガイガ感やかゆみなどの違和感がある 花粉症の季節に悪化する

・感染後咳嗽:インフルエンザ感染症や新型コロナ感染症などの感染後に咳だけ長引いている

・慢性閉塞性肺疾患(COPD):労作時の息切れ 咳や痰が継続する たばこを吸っている、吸っていた

・副鼻腔気管支症候群:慢性副鼻腔炎がある 季節によって咳がでやすい 膿性痰をみとめる

・後鼻漏症候群:喉のイガイガ感や喉に何かがへばりつくような感じなどの違和感 咳払い

などがあります。上記以外にも

・慢性心不全 ・逆流性食道炎 ・がんの気道浸潤 ・胸膜炎 ・心因性 などがあります。

慢性咳嗽では  ←咳の反射が高まった状態←→気道の炎症・収縮←→咳の慢性化→ のような相互に咳の出やすい要因が関係して悪循環になっていることが考えられます。

咳による日常の困りごととして

・咳を人前ですることがはずかしい ・他人に迷惑をかける ・会話が困難 ・睡眠に支障がでる ・仕事に迷惑をかえる ・電車にのるのが困難である などがあります。

最近は、慢性咳嗽の原因の一つとして『咳過敏症候群』という病態も考えられています。この病態下では、通常では反応しないわずかな刺激(冷気、香水の匂い、煙、乾燥、会話、花粉、粉塵、飲食)で咳が誘発されます。

咳の原因を同定するために、詳細な問診から様々な検査を行い、咳の原因に合わせて治療を行っていくことが大事になりますが、十分な治療を行っても効果が不十分な時があります。その場合、P2X3受容体拮抗薬という咳に関わる神経の過敏状態を抑える薬を使用することがあります。

当院では、慢性咳嗽についても十分対応していくことが可能です。さらに必要な場合には専門性の高い医療機関をご紹介して連携をとっております。上記のようなことでお困りの方は是非当院にご相談ください。

院長 松原 宙

記事監修:上板橋診療所 
院長 松原 宙

平成9年(1997年)に岩手医科大学医学部を卒業後、同年千葉大学医学部附属病院呼吸器内科に入局。千葉大学医学部大学院加齢呼吸器病態学にて平成18年(2006年)に医学博士を取得。大学病院および千葉労災病院、成田赤十字病院、国立千葉医療センター、斎藤労災病院など複数の関連医療機関で呼吸器内科診療に幅広く従事しました。

資格・専門性:日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本内科学会認定内科医、日本化学療法学会抗菌化学療法認定医、禁煙学会認定禁煙指導医、医学博士の資格を持ち、現在は地域のかかりつけ医として丁寧でわかりやすい診療を心がけています。

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